いつ以来、タモを使っていないだろう。 イメージ画像

解説

先日、鹿児島ボートシーバスに行ってきました!

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上記のブログで書いた保安検査場でのトラブル。
今回はそのことについて書きたいと思います。


     今回の荷物はコチラ。


今回の旅は【ボートシーバスをやる】ってことが明確で。
荷物はノースフェイスのバックパック(Hot Shot : 容量 26L)に着替えのTシャツ3枚と下着3枚、後は釣具(2000番台のリール2台、コアマンコンパクトケース×4、ルアーケース×1、ワーム類多数)。

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ロッド2本(CDS80ML-CS/T、CDS76L-CS/T ※いずれもバーサタイルデバイス)は付属のロッドケースに入れて、バックパックのサイドに。

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こんな感じで荷物は極力少なく。
というのも理由があったんです。



     航空会社はLCCのPeach Aviation


今回はLCCのPeach Aviationを利用して鹿児島に行きました。
関西から鹿児島に行くにはJAL、ANAの大手航空会社の他に、神戸空港からのスカイマーク、そして今回利用したPeach Aviationの4つの航空会社があります。


価格的にはPeach Aviationが一番低価格。
もちろん、予約時期、タイミングによってなんですが基本的に安いで間違いない。


で、Peach Aviationには3つの料金区分があって、安い順に

・シンプルピーチ

・バリューピーチ

・プライムピーチ

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簡単に説明すると、シンプルピーチは受託手荷物なしで機内持ち込みはカバン+手回品1品の合計2点まで、重量は合計7kgまで。


バリューピーチはシンプルピーチに加えて、受託手荷物1個まで無料、座席指定無料、フライト変更手数料無料、などなど。


プライムピーチはバリューピーチに加えて、受託手荷物がさらに1個、合計2個まで無料。


ちなみに先に挙げた航空会社は早割等での運賃の違いはあるものの、料金区分はひとつで基本的には重量および大きさの制限のみ。
上記の範囲内であれば個数制限はなし。


目的が明確でしたので、持ち込むルアーも決まってますから、極力シンプルに価格を抑えましょうってことで今回はシンプルピーチを選択したんです。
前述の通り、荷物は合計2つですから。



     まさかの長さ制限!?


重さは荷造りの時に測って500gアンダーでまとめて、まぁまぁ釣竿も傘と同じ扱いでしょうよと。
合計2個、重さも余裕あり。
特に気にすることなく関西空港到着後、保安検査場へ。


手荷物検査でバックとロッドケースを保安員に預け、ゲートを潜り荷物を待つ。
さぁ、受け取って搭乗だとロッドケースを受け取ろうとすると・・・

『コチラは釣竿ですよね?申し訳ありませんが、長さを測らせてください』

と保安員さんが言うんです。


はて?長さですか?


パックロッドですから、さほど長くはないですよね。
メジャーを取り出し、長さを測る保安員さん。

『申し訳ありません、コチラのパックロッドなんですが規定の長さをオーバーしています。』

はて?規定の長さ?オーバーしている?

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聞くところによると、航空法およびPeachの規定により釣竿を機内に持ち込む場合は折り畳んだ状態で60cm以下の長さのものしか持ち込むことができないのです。

詳細はPeach AviationのHPおよび、国土交通省HP「航空:機内持込・お預け手荷物における危険物について」をご確認ください。

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今回持ち込んだCOREMAN / CDS80ML-CS/Tの仕舞寸法は63cm(トップカバー込み)、同CDS76L-CS/Tは60cm(トップカバー込み)でした。

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※写真の角度でやや誤差がありますが、実測は上記の通りです。

なので、バーサタイルデバイスの76Lは持ち込めるけど、80MLは持ち込めないのです!


今回のように保安検査場で持込制限に引っ掛かった場合は、

①受託手荷物として預ける。

②空港のロッカーに預ける(置いていく)。

③捨てる。


の選択肢しかありません。
ちなみに受託手荷物ナシのシンプルピーチだったので、当日受託荷物は当然のごとく追加料金。

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空港カウンターでの申し込みでしたので、2,680円がかかりました。
その場で復路の受託手荷物を予約したのは言うまでもありません。
(WEBからの予約だと1,600円ですからね。)

保安検査場には早めに行った方がいいよ!
今回長さ制限のことを知らなくて、ギリギリに行ったもんですから、受託手荷物も受け付け終了ギリギリでしたもん。




     受託手荷物なら大抵のシーバスロッドなら預けられる。


その他の大手航空会社を利用する場合は料金に受託手荷物の受託料金も含まれてますから、そもそも機内にロッドを持ち込む必要はありません。

ちなみに受託手荷物の長さ制限なんですが、離島便などを除く多くの場合は280cmまではお預け可能のようです。
(使用機種の大きさ、種類により制限が異なるので注意が必要。)
なので、大抵のシーバスロッドは280cmに達することはありませんので、受託手荷物として預けることが可能と言うわけです。


受託手荷物として預ける場合は基本的にはLCCを除き、カウンターのスタッフさんが長もの用の保護ケースに入れてくれる場合が多いんです。
自分はいつもデイスター付属のロッドケースに入れたまま預けてるんですが、今まで破損は全くありません。たまに機内の窓から受託手荷物の荷下ろしの様子を見る機会があるんですが、スタッフさんは全ての荷物を本当に丁寧に扱ってくれています。感謝です。


とはいえ、天候等の不可抗力での破損の可能性も無きにしも非ず。
なので、自分で対策しておきたいところ。




最近リリースされたプロックスのロッドケースは耐衝撃性に優れた高密度ポリエチレンを使用し、長さも調整可能で、キャップ内部にはロッドティップを守るスポンジ付き。商品詳細はコチラ。
このようなロッドケースを利用するのも良いと思います。



     まとめ


上記のようにロッドを手荷物として機内に持ち込むには60cm以下という長さ制限があります。
これを考えるときはLCCで料金を安く抑えようって時だけだと思うのですが、制限があるってことは頭に入れてた方がいいですよ。

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その他の釣り具として、プライヤー、フィッシュグリップも工具として扱われる可能性があります。工具として扱われた場合は、15cm以下のものしか機内に持ち込むことはできません。

オーシャングリップ、EGグリップ、Xband等のフィッシュグリップの全長は15cm以上あるため、持ち込みは不可です。
今回の場合はプライヤー、フィッシュグリップは釣船まりやさんに用意されていますので、持って行きませんでした。もし持って行ってたら没収でしたね。危ない危ない。


以上のようにロッドをはじめとする釣具の機内持ち込みは色々なハードルが存在することがわかりました。
この記事が皆様の飛行機を利用したフィッシングトリップの参考になれば幸いです。




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